二つの技を覚えました。

今日は2つの技を覚えましたが、家でもくりかえしてやってみてください。呼吸を組み合わせて発勁の威力と護身の用法を思い出してやることがこつです。ちょっとやってみましょう。★ひとりひとり、ゆっくり受けさせてみる。太極拳の護身術の極意はほう勢・按勢・り勢・擠勢などの勢と、走勁・粘勁などの組み合わせです。この様な武術を意識し呼吸と動きを合わせた練習を多くリズミカルに組み合わせているといつの間にか身につきます。そしてゆっくりと組み手、太極拳では散手といいますが、有る程度上達したらゆっくりした動きの中で二人でくんで練習します。たまには取り入れて行いたいと思います。

武術の心意と動きと共に呼吸法をしっかりと身につけると、素晴らしい健康効果がある導引法(現在では気功法)が身につきます。不純物などの毒素と呼ばれるものを体外に排出する排気・免疫を末端の細胞まで届けて生理的総合力を高める吸気・最も大きな特徴。体の引き締め効果のある無気です。

搬攔捶

搬攔捶とは、搬が「払う」・攔が「さえぎる」・捶が「うつ」という意味で、相手の攻撃を払ってかわして打ち出すという動作が合わさった動きです。武術の用法では、相手が左回し蹴りから右上段突きをしてきたときに、回し蹴りを右手内払いして流し、一歩左入って上段突きを左手で内受けして自分の軌道を左にずらすと同時に右拳で中段突きをします。★~

それではまず、払うところだけをやってみましょう。
①②は、払うための準備動作です。①重心を右足に移しながら、両手を横に広げます。
②重心を左足に乗せ、右足を左足に引き寄せて来ると同時に、左手は手のひらを下にして親指側を胸の前に、右手は手のひらを上にして小指側をおなかの前に引き寄せてきます。広げた両手で空気を集めて、エネルギーボールを両手で抱えているような感じです。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
③④は払う動作です。~
③右足を1歩かかとから横に出して90度右をむき、重心を移しながら、右手は拳にして左手の内側を通って腹前から胸前に挙げ、左手は弧を描いて腹前に下げます。~
④右足のつま先を外側に向けて鍵足になり、重心を完全に移して上体を右方向に向けると同時に、右手は右腰あたりに払い下げ、左手は後ろに弧を描きながら胸前に上げて小指側からやや前に出します。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
⑤⑥はかわす動作です。~
⑤後ろ足を前足に引き寄せてくると同時に、右手は後ろに流して、左手は前に伸ばします。
⑥引き寄せた左足を一歩前に出すと同時に、右手は後ろから弧を描いて拳を右腰から右胸に沿わせながら上げ、左手は手首から少し上に持ち上げるようにして弧を描きます。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
⑦⑧は、かわして後ろに流しながら打つ動作です。
⑦左足に重心をかけながら、左手は前に少しずつ打ち出し、右手は顔の右横に戻して相手の攻撃を後ろに流してかわします。
⑧前足に重心をかけて左手をまっすぐ肩の位置で前に打ち出し、よけた右手を左手前腕の内側に沿わせます。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
続けてやってみましょう。
***呼吸
①②吸う、③④吐く、⑤⑥吸う、⑦⑧吐く。
***留意点
内払い、かわす、打つ動作をメリハリつけて行う。
かわすときは、自分の中心線を左にずらすことを確認して行う。

(進歩・転身)搬攔捶

搬攔捶とは、搬が「払う」・攔が「さえぎる」・捶が「うつ」という意味で、相手の攻撃を払ってかわして打ち出すという動作が合わさった動きです。武術の用法では、相手が左回し蹴りから右上段突きをしてきたときに、回し蹴りを右手内払いして流し、一歩左入って上段突きを左手で内受けして自分の軌道を左にずらすと同時に右拳で中段突きをします。★~

それではまず、払うところだけをやってみましょう。
①②は、払うための準備動作です。①重心を右足に移しながら、両手を横に広げます。
②重心を左足に乗せ、右足を左足に引き寄せて来ると同時に、左手は手のひらを下にして親指側を胸の前に、右手は手のひらを上にして小指側をおなかの前に引き寄せてきます。広げた両手で空気を集めて、エネルギーボールを両手で抱えているような感じです。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
③④は払う動作です。~
③右足を1歩かかとから横に出して90度右をむき、重心を移しながら、右手は拳にして左手の内側を通って腹前から胸前に挙げ、左手は弧を描いて腹前に下げます。~
④右足のつま先を外側に向けて鍵足になり、重心を完全に移して上体を右方向に向けると同時に、右手は右腰あたりに払い下げ、左手は後ろに弧を描きながら胸前に上げて小指側からやや前に出します。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
⑤⑥はかわす動作です。~
⑤後ろ足を前足に引き寄せてくると同時に、右手は後ろに流して、左手は前に伸ばします。
⑥引き寄せた左足を一歩前に出すと同時に、右手は後ろから弧を描いて拳を右腰から右胸に沿わせながら上げ、左手は手首から少し上に持ち上げるようにして弧を描きます。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
⑦⑧は、かわして後ろに流しながら打つ動作です。
⑦左足に重心をかけながら、左手は前に少しずつ打ち出し、右手は顔の右横に戻して相手の攻撃を後ろに流してかわします。
⑧前足に重心をかけて左手をまっすぐ肩の位置で前に打ち出し、よけた右手を左手前腕の内側に沿わせます。
ここまでを繰り返しやってみましょう。★(カウントを入れてやってみる)~
続けてやってみましょう。
***呼吸
①②吸う、③④吐く、⑤⑥吸う、⑦⑧吐く。
***留意点
内払い、かわす、打つ動作をメリハリつけて行う。
かわすときは、自分の中心線を左にずらすことを確認して行う。

高探馬

高探馬とは、「高く馬を探(さぐ)る」と書き、乗馬の前に、馬の鞍を確かめる形に似ている動きです。武術的には、この様な用法ができます。(★やってみせる)~

***動きの解説(左向き高探馬)
①立禅の姿勢から、左足に少し重心を移動させながら、右足つま先を90度左に向けて重心を移しながら体も左へ向ける。両手は自然に横へ広げる。★~
②重心は完全に右足に移し、左足はつま先を脱力したまま右足つま先の前まで引き寄せてきます。それと同時に、手首を落としながら両手のひらを自分の方に向け、指先は上にします。★~
③左足をつま先は床にするようにしながら少し引き寄せると同時に、右手はみぎ肩から弧を描くように少し上げ気味にしながら前に打ち出し、左手は手のひらを上に向けながら左腰あたりまで引き寄せます。
④虚歩の姿勢になりながら、前足の膝は少し内側に意識を向け、打ち出した手は手刀で前へ、腰は左にひねるようにし、体がひねられるような感じになります。
***逆向き、繰り返しの練習
反対も続けてやってみましょう。①左足を右足前に引きよせ、つま先を内側に180度向きを変え、重心を左足に移しながら体も向きを変えます。同時に両手は前後同様に大きく広げます。②〜④は逆向きに同じ事をします。★~
左右続けてやってみましょう。★~
音楽に合わせてやってみましょう。★~
***呼吸法
次に呼吸を入れてみます。①②で吸い、③④で吐きます。特に、②は吸いきった漏気、④は吐ききった漏気が生まれます。それによって、動きにふわっとした無極の部分が出てきます。ゆっくりやってみましょう。★~

左右倒でん猴

倒でん猴とは、「倒」が後ろにさがる、「でん」が追いかけるとか追い込む、「猴」が猿または猿のように体を丸めることを意味します。後退しながら猿が獲物を攻撃するときのように、後ろに下がりながらも手のひらを前に打ち出す、つまり、後ろに下がりながらも気は前に向かって相手を追い込んでいるという動きです。武術的には、手を捕まれたときに後退しながら打ち出す用法ができます。(★1つ見せる)~

***動きの解説
①立禅の姿勢から、右足を左足に引きつけてから、右足のつま先を左方向に向けて横に戻し、重心を右足に移動させながら左足はかかとを持ち上げた状態になります。それと同時に、両手を鳥が羽を広げるようにふんわりと体の横に開いていきます。★~
②重心は完全に右足に移し、左足はつま先を脱力したまま右足つま先の前まで引き寄せてきます。それと同時に、手首を落としながら両手のひらを自分の方に向け、指先は上にします。★~
①②を何回か続けてやってみましょう。①で大きく開き、②で全体的に少し縮む感じです。目線は、後ろにあがる右手を追います。★~
③左足をつま先から後ろに一歩下げ、重心をかけていき、膝、骨盤、腰と左方向に回転していきます。それと同時に、右手はそのままの高さで右耳横を通って前に押し出し、その反作用で左手は手のひらを上に向けて左骨盤の横まで引き込んでいきます。★~
④完全に重心は左足に移し、右足はつま先立ちの虚歩になります。それと同時に右手は手のひらを前に押しだし、左手は左骨盤横に引き、上体はやや左方向を向きます。★~
③④を何回か続けてやってみましょう。目線は打ち出す方向を見ます。★~
通してやってみましょう。★~
***逆向き、繰り返しの練習
反対も続けてやってみましょう。①重心は左足のままで、腰に引いた左手は後ろにあげ、前に打ち出した右手は少し上に持ち上げます。②〜④は逆向きに同じ事をします。★~
左右続けてやってみましょう。★~
2回づつ向きを変えてやってみましょう。左右行ったら、前の足を一回引き寄せつま先を内側にして再び前に出し、そこに重心を移しながら180度向きを変えて打ち出します。★~
音楽に合わせてやってみましょう。★~
***呼吸法
次に呼吸を入れてみます。①②で吸い、③④で吐きます。特に、②は吸いきった漏気、④は吐ききった漏気が生まれます。それによって、動きにふわっとした無極の部分が出てきます。ゆっくりやってみましょう。★~

搂膝拗歩

ろう膝拗歩とは、膝をはらって拗歩するという意味で、拗歩とは拳法用語で立ち足と攻撃の手が逆になる立ち方を言います。武術の用法としては、相手のけりを払い、手のひらで相手をつくといった動きが出来ます(やってみせる★)。それでは、左方向へ打つろう膝拗歩から、ゆっくり動いてみましょう。~

①立禅から、重心を左に移動させると同時に、両手を少し横に広げます。★~
②重心を右に移しながら左足かかとを持ち上げ、つま先を地面にする感じで右足横に寄せます。それと同時に、右手は大きく横から右上に持ち上げます。手首はダランとさせておきます。左手は、横から胸の前を横切って右手横に沿わせます。★~
①②を続けて繰り返してみましょう。重心移動は左・右です。★~
③左足を左にかかとから一歩だし、重心を左に移動させると同時に体を90度左に向け、それと同時に右手のひらを起こして左に向け、右の耳横を通って前に伸ばす準備をします。その反作用で、左手は右肩から体の前を通って斜め下におろしていきます。★~
④そのまま、重心を左足にかけて弓歩になると同時に、右手は手のひらで前に押し出す感じで伸ばし、左手はももの横あたりまで払い下げ、手のひらは下向き、指先は進行方向を向けます。★~
③④を続けて繰り返してみましょう。重心移動は右から左です。★~
①から④まで続けて繰り返してみましょう。★~
ろう膝拗歩は、てのひらで打つ用法ですので、打ち出す手に気を集めて、気の球を前へ押し出すイメージでやってみましょう。
***呼吸法 [#o877ba37]
次に呼吸を入れてみます。①②で吸い、③④で吐きます。特に、②は吸いきった漏気、④は吐ききった漏気が生まれます。それによって、動きにふわっとした無極の部分が出てきます。ゆっくりやってみましょう。★~
***逆向き、繰り返しの練習 [#b9e7643e]
今度は逆向きのろう膝拗歩をやってみましょう。左へ打ち出した形から、①重心を後ろ足に移動させながら前足のつま先を上げて90度内側に戻し、体も正面に向き直ります。★~
②重心を左足に移し、右足を左足横に引き寄せながら上体も左に向け、それと同時に左手は下から後ろに上げていき、右手は胸前に有る空気を左手のひらに納めるような感じで左手に寄せていきます。★~
③右足を円を描きながらかかとから前へ1歩踏みだし重心を移しながら腰・胸と順番に右方向へ向けていきます。それと同時に、右手は胸前を通って右下へ払う準備、左手は耳の横を通って打ち出す準備をします。★~
④右足に体重を乗せた弓歩となると同時に、右手は払い下げ、左手は打ち出します。★~
逆向きを何回かやってみましょう。★(一緒にやる)~
左右のろう膝拗歩を合わせてやってみましょう。★(カウントだけとり、見てみる)~
音楽に合わせてやってみましょう。★~

白鶴亮翅

白鶴亮翅とは、白い鶴の美しい羽という意味で、羽を広げていくように動きます。武術の用法としては、両方からの突きを雲手で払いのけた後、一歩入って相手の首に腕を引っかけ、体を開く勢いを使って倒す用法があります(やってみせる★)。それでは、ゆっくり動いてみましょう。~

①まず、重心を少し左足に移し、右足を少し寄せます。それと同時に、体はやや斜め左に向け、右手は外から内に円を描きながら手のひらを上に向けておなかの前に持ってきます。左手は外から内に円を描きながら手のひらを下に向けて胸前に持ってきます。両手で体の前にボールを抱えているようなかたちです。★~
②右足を少し右前に踏み出し、重心を移すと同時に、腰は右足の方を向き、右手も右前に上げていきます。その反作用で、左手は左斜め下におろしていきます。★~
①②を続けて繰り返しやってみましょう。★~
③完全に体重を右足に移し、かかとを外に押し出しながら90度左方向に体を回転させます。それと同時に、右手は胸と顔の前を通って右斜め上に上げ、左手は胸前を通って左腰あたりまで払い下げます。★~
④そして、右足は膝裏を脱力させたままで体重をのせ、左足はその場でつま先立ちにします(虚歩)。胸を広げるようにしながら上の手のひらは外側に翻し、下の手は斜め下に向けて伸ばして行きます。両手の平はしっかり生かし、指先までしっかり気を通すイメージをします。★~
③④を続けてやってみましょう。★~
胸前に抱えたエネルギーボールを、大きく自分の前に広げるイメージ、または、鶴が縮めていた羽を大きく広げたようなイメージを持って、伸びやかにやってみましょう。胸の伸び縮みと、腰の緩やかなひねりの運動になります。続けてゆっくりやってみましょう★~
***呼吸法
次に、呼吸を入れてみます。①②で吸い、③④で吐きます。特に、②は吸いきった漏気、④は吐ききった漏気が生まれます。それによって、動きにふわっとした無極の部分が出てきます。ゆっくりやってみましょう。★~
***逆向きの練習
今は左に向く白鶴亮翅です。今度は、逆に右に向く白鶴亮翅もやってみます。左が終わった形から、体をやや右に向けながら上に上がっている右手は胸前に、下に下がっている左手は腹前に持ってきてエネルギーボールを抱えます。そして、左足に重心を移動させながら左手を前に出し、右手を後ろに下げて行きます。これで①②ですね。①②を続けてやってみましょう。★~
次に、下の手を胸前と顔前を通って左斜め上に、上の手は胸前を通って右下に払い、最後に上の手は翻して斜め上、下の手は左下に押し出すようにします。何回かやってみましょう。★~
左右つなげて、やってみましょう。★~
音楽に合わせて、やってみましょう。★~

野馬分鬃

野馬分鬃は、野の馬がたてがみを分けるとかき、馬がたてがみをなびかせながら野原をかけているような動きです。この様な動きです(やってみる★)。武術の用法としては、相手の攻撃をよけた後、脇または首に肩を寄せ、腕を広げて自分の後ろに倒すようにひねっていく動きが特徴です。(やってみる★)この特徴を頭の隅において、まずは左方向の野馬分鬃からゆっくりやってみましょう。~

①立禅の姿勢から、重心をやや右に移動させながら、両手を少し横に広げます。★~
②続いて、さらに重心を右に移動させ、左足のかかとをあげてつま先は地面をするように右横に寄せてきます。それと同時に、左手は手のひらを上に向けながら小指側からおなかの前に持ってきます。手に大きなボールを乗せているような感じです。右手は手のひらを下に向け親指側から胸の前に持ってきますボールを上から押さえているような感じです。★~
ここまでの動きをゆっくり続けてやってみましょう。(★初めは解説しながら、次にカウントを入れてスムーズに出来るまで繰り返す)~
③次に、②の状態から、左足を左にかかとから出し重心を左に移しながらつま先は左に向けて着地し腰も左に回していきます。それと同時に、下にある右手を左方向に打ち上げ始め、右手は手のひらを下に向けたまま右後ろの方へ緩やかに下げ始めます。★~
④さらに重心を左足に乗せるていくと同時に、左手は斜め左上まで伸ばします。右手は肘を後ろに押し出すようにして下げ、指先は前に向けます。これが③④の動きです。抱えていた空気のボールを、前後に細長く伸ばしていくイメージです。★~
③④の動きを続けてやってみましょう。(★初めは解説しながら、次にカウントを入れてスムーズに出来るまで繰り返す)~
初めからつなげてやってみましょう。(★初めは解説しながら、次にカウントを入れてスムーズに出来るまで繰り返す)~
***呼吸法
①で吸い始め、②で吸いきって無呼吸に、そして③ではき始めて④で吐ききって無呼吸になります。呼吸と動きが連動し、②で吸いきったときに体が縮んで、④で吐ききったときに体が伸びる事により、次の動作が途切れなく自然に行われます。やってみましょう。★~
それでは、ゆっくりめに続けて動いてみましょう。★~
*音楽に合わせて、今日やった動きをつなげて動いてみましょう。 [#of229991]
今まで教えた動き方の細かいことにとらわれず、覚えたことは頭の片隅に置いておきながら、とにかくリズムに乗って楽しく動いてみましょう。呼吸は自由に入れたいときに入れてみてください。(★15分くらい)

起勢

起勢という型は、起きる勢いと書きます。このような動きです(やって見せる★)。武術の用法としては、相手に両手首を捕まれたときに抜く、または上から捕まれそうになったとき手を跳ね上げたり(扌朋勢)、中段を攻撃されそうになったときなどに下に落としたりできます(按勢)(やってみせる★)。このように、手が上がるときは腰が後ろに行き後ろ体重に、手を下げる勢いの時は前体重になるということを頭の片隅において、まず、動きをゆっくりやってみましょう。~

①立禅の姿勢から、両手を手の甲から前方へ上げていきますが、肩と肘はリラックスさせ、手首だけが糸をつられて上へ引っ張られている感覚で肩の高さまであげていきます。それと同時に、腰を少し後ろに引きながら重心をかかとの方へ移動させます。★~
②次に、体のバランスが後ろに崩れそうになり、均衡反射が生まれ、両手はブランコが上から下がってくるようなふわっとした動きになります。★~
①②を続けて何回かやってみましょう。★~
③そして、両肘から下げる動きが始まり、それが波のように手首、指先へと伝わり、ゆるやかに下げていきます。手のひらで空気を押し下げる感じです。それと同時に、腰を下へ弧を描きながら少し前へ出していき、重心もややつま先にのせます。④両手が体の横に戻ると同時に、重心も中央に戻ります。★~③④をも続けて何回かやってみましょうう。★~
①②③④を続けてやってみましょう。★~腰の動きは、後ろ、下、前、上という縦の円運動が自然に行われます。
***呼吸法 [#o35680bb]
この時の呼吸ですが、①で両手を上に上げるときに吸い、②で下げるときに吐きます。吸気では、腹部に圧力を感じながら横隔膜が下がり、おなかを背中側にへこませていく動きによって、自然に重心が後ろに行きます。やってみましょう★~
両手が肩の位置に来たときに吸いきって、一瞬無呼吸運動が起きた反動により両手を下げていき、同時に呼気が始まります。吸気の時と同様に腹部に圧力を感じながら、今度は横隔膜があがってきておなかが膨らんできます。その動きによって、重心は少し前になります。★~。
それでは、音楽に合わせて、起勢をやってみましょう。(★最初はゆっくり〜倍のテンポで〜繰り返して)

雲手

次に2つめによく使われる型、雲手を覚えます。この様に型を覚えていくと、楊家の武術太極拳・古式85式の套路が行えるようになり、その套路でほとんどの護身の動きが備わる護身術も身につきます。「ごくせん」の仲間由紀恵や「女王の教室」の天海祐希が行っていたような、華麗な太極拳です。

雲手は套路では単鞭の次に来ることが多いです。やってみましょう。★。~
まず単鞭の最終の形を作ってみてください。これから、型を覚えるときには、運歩法・呼吸法・円運動・重心移動、バランスを整える均衡反射を意識において行ってください。意識はしなくて結構です。感じたことが意識に置いていることと合致しているか、違和感があるという感覚です。~
そこから、まず予備雲手というのをやります。~
***雲手を順を追って説明しながら行う
左足先を内側に90度踏みかえ,からだを正面に向けつつ,右手を鈎手を解いて大きく円を解いて、右方下へ掌を下に向けて動き始め、左手は右手と対杯的に円を描き手心を上に向けて腹前に回します。吸気です。無気があって、吸気を始め、左手をそのまま左へ回しながら、腰の高さをそのままにして右足を半歩寄せ,右手を左方下に掌を翻して上げます。足をおろした時に発勁を出します。左手は掌を下に向けて、右手は掌を上に向けてあがっています。これが十字勁と言う重要な動きで、上がる力の反作用で下がる力を強めているのです。目もあがるその腕の掌を追います。右手が内側です。きらに吸気と共に、右手は左方下から右方上へととぎれることなくまわし,右手を右下方に左手は下から今度は右上方にあがります。右体重となります。左足を半歩横に踏み出して馬歩となり,同時に左手を内側から左上方に大きく円を措いて運ぶ。ぶたたび右足を半歩寄せて狭い馬歩になるとともに,両手で大きく円を描く。この左右の動きを合わせて一個の雲手として考えます。できましたか。~
***雲手の武術用法の説明
これを武術の用法にすると。例えば、この様に相手が右手でこちらの顔面をついてきます。十字勁で受けた後反対に十字勁で扌列勢を相手の頸動脈の急所に打ちます。右の次にすぐに左が来たら、左を十字勁で受けて同じく扌列勢で頸動脈を打ちます。もっと色々な用法がありほんの1つですが、足のけりを受けるときも雲手を使います。雲手の下から上に上がる手で横から来たけり足の内側になるとても痛い急所三陰交を受けあげ、その反作用で上から下におりる手で、けり足を挟み込みます。そのまま右に雲手をすると相手の足は回転して投げ飛ばされます。
***雲手を音楽に合わせてやってみましょう。
足運びですが、これは左に動く雲手です。寄せてくる足は下に踏み込む感じです。差し出す足は歩法です。左に3歩すすみ、右に3歩すすみという感じで左右に動きます。ゆっくりやってみましょう。★。まず左に行きます。123。そして右に行きます。123です。この123の組み合わせで雲手を7回やる事になります。套路の中ではこの7回をひとまとめにして雲手といいます。少し練習して。それでは音楽に合わせてやってみましょう。