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太極拳は、大変難しく多くの方が挫折していますが、本来は、一つの型を丁寧に行いながら、健康効果を最大限に引き出す導引法と呼ばれるものでした。導引法の一部は後に気功と呼ばれますが、気功は単に気を練るための方法であり、世界的に流行しました。

1・吐納太極拳(エアロタイチ)

一つの型を連続して行う、有酸素太極拳と無酸素運動を兼ね備えた、とても簡単な導引法です。

体内に新しい空気を取込み、古い邪気を吐き出すことから、「吐故納新」といい、 古きをを捨て、新しきを取り入れる導引法として、古くから行われていました。

呼吸ではなく、自然に空気を吐納することから、吐納太極拳とも呼ばれていました。これを英語にあてたのが、エアロタイチです。

2・内丹術

体内に有益な物質などを生み出す内丹術です。

3・導引術

内丹だけでなく、養生全般を行うための導引術です。一部は気功として全世界に流行しました。

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最高峰である三丰派の内丹術・導引術

 中国武当山の太極拳と道教のメッカ、その龍門派内の太極拳を創始した張三丰の一派「三丰派」の内丹術はあまりにも効果が高い上に、当時の王朝の権力がかすむほどの人気でした。

内丹について難しいことを言う人も多いですが、単純に自己の体内に存する精(生理機能)・気(エネルギーの働き)・神(心)を薬物とみなし、自己の身中に健康に有益な物質である丹を生成する煉丹術が内丹です。

鉱物を原料として練り上げた外薬を服用するのを外丹といいますが、体の内にそれ以上の効力が有る物質を作り出す方法が内丹であり、今や、医学が発展し、体内には多くのホルモンなど健康や痛みを取り除くのに有用な物質が生まれることは、はっきりと解明されています。

それが、この当時から道士たちが日夜研究して実践していたことなのです。

養生太極拳による内丹により、長寿を得ること、そして、「節節貫穿」という理論により、細胞の健康を維持するという経験科学が古くからありました。

内丹術は唐末期に隆盛し宋代に下火になって、出家主義をとる全真教に取り入れられた内丹術は、道教の道観のなかで受け継がれてきました。

全真教の教えを受けた張三丰もこの内丹を重視し、張三丰の全真教の龍門派では「口訣(口で言い伝える秘伝)」を旨とした「修法」の概要を書物に著し、多くの一般賛同者を外部に得て、政治家や軍人、文人などの在家修行者を増やしました。

張三丰は、導引術を特に重視し、張三丰直系の道士であり、武道の師範であった人物は「小さな池の中にいる鯉。その鯉たちは、原気を解放しているのであろうか?解放したなら、この池をもてあますのだろうか?いや、すさまじい原気を他と融合させる。生き物たちは先天的にその理で生きている。我ら人間も生き物。その生き物たちのように原気の解放を思いだしたなら、同時に融合がある。それを忘れては元も子もない。それを忘れさせてしまうのが後天の病である。我ら人間が陥っている途方も無い病である。」と言っていました。

いわゆる、行き場所の無い解放された気を融合する、そして、また新たな気を解放して融合させる、これを「吐故納新」といい、 古きをを捨て、新しきを取り入れる導引法です。

例えば息を吸い続けると、息を吐きたいという気が生まれます。

そして、その気を解放して息を吐くと、そこで快感が生まれますが、続けて吐き続けていくと、同時に苦しくなり、今度は吸いたくなります。この繰り返しになります。

このような状態は、気が高まれば高まるほど苦しさを伴います。

これはあたりまえのことです。これが痛みや病となる「邪気」です。

そして、邪気は魔境という場所に住みつきます。これが痛みのもとになるのです。

三丰派の内丹は、この邪気を魔境から追い出し、魔境を消し去るという「玄天上帝」の術として、中国の人々に広く響き渡り、信奉されていたのです。

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エアロタイチ

単鞭の単練です。呼吸法と単練を組み合わせたエ単鞭のエアロタイチです。まず左手の練習・右手の練習・転動の勢について・転動の勢と単鞭を続けて練習・単鞭の呼吸法~単鞭の1234を覚えます。それでは、呼吸を入れながら単鞭を音楽に合わせてやってみましょう。

エアロタイチは内丹術による吐納法という呼吸法を使用します。吐納法(調息=長く大きく呼吸し息を長く止める/胎息=無呼吸に似た胎児のような呼吸)を使用した腹式でも胸式でもない逆腹式呼吸法による優れた呼吸法です。

単鞭は武道である太極拳の重要な開合撃(相手の上段突きを受けて鈎手で引き込むと同時に、相手の顔面の急所に鑚勁を打つ。開合の発勁 )です。
このような単練を日常行うことはとても重要ですが、套路などのように毎日練習している人は少ないようです。
用法としては、相手が右足を踏み込みながら顔面を攻撃してきた場合、連勁を用いて両手を左に流しながら、攻撃線を薄くし、その攻撃をそらすと同時に、右手は連勁で下から円を描いて自らの顔面の前をとおり、相手の手を外側からとらえます。攻撃をそらすのと同時です。その右手は連勁により右方向へ下降し、同時に鈎手で相手の右手を敵を引き付け打ちのめし、気を消耗させる採勢を用います。左手も攻撃をそらしたときに、連勁によって小さく右へ勁道を描き、右手の扌履勢による作用の最高点と、左手の発勁は作用反作用の関係で最高点を持つところで発勁となります。
楊家の古式太極拳85式の型を左右反復して練習します。単式は一つの型を、連式は二つの型を繰り返し行います。路式は複数の型を組み合わせ、最終的に順序立てると、簡化24式や規定88式、古式の85式を行うことができます。型練習では、気功内丹法を用い、型と型の間の無極(ギャップ)を会得する事を目指します。その型練習の一部をご紹介する映像です。

動画:全画面表示

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クラスのご案内

太極拳の基本クラスと応用クラスで、エアロタイチを練習法に取り入れています。

クラスについての詳しいご案内はこちらをご覧ください。

クラスの内容は

エアロタイチ(太極拳の型をエアロで行います。)

楊式85式・24式の套路を覚えます。(初心者の方)
太極拳を武術面から練習し,套路の型を深く練ります。

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エアロタイチイメージムービー

武術太極拳と呼吸法導引術を組み合わせたエアロビクス太極拳です。健康効果がすぐれ、太極拳の護身術にもなります。 楊家の古式太極拳85式の型を左右反復して練習します。単式は一つの型を、連式は二つの型を繰り返し行います。路式は複数の型を組み合わせ、最終的に順序立てると、簡化24式や規定88式、古式の85式を行うことができます。型練習では、気功内丹法を用い、型と型の間の無極(ギャップ)を会得する事を目指します。その型練習の一部をご紹介する映像です。

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