太極拳の型を一つずつやっていきます。

男女・年齢関係なく行える武術としての太極拳は、本来の人間の動きを調整(ホメオスタシス)するための、基本的な基礎トレーニングをしっかりと身につけることができ、シェイプアップや健康増進・健康維持に役立ちます。運動の流れを覚えることで、実際、自宅でもトレーニングが可能になります。さらに太極拳は、自律神経調整機能やリラックス効果、ストレス発散効果もあります。無心になり、雑念を除き、さわやかな汗をかくことができる運動です。そして、いざというときの護身術になります。その上太極拳は無意識に動くことが出来るように修練するので、とても役に立ちます。

それでは、ミドルテンポのリズムをつけてゆっくり動きながら、本格的な武術太極拳を会得していきましょう。

武術太極拳の単練

●エアロタイチは武術太極拳の単独練習(単練)です。

反復練習でのバランス回復動作で起こる、無条件の均衡反射を利用(ホメオスタシス)した武術練習としてとても優れています。

日本で普及している太極拳では通常一つの型を左右でつなげてなめらかに反復する練習をしませんが、武道としての太極拳では、他の拳法のように鍛練するのが当たり前です。

エアロタイチは、本来の武道の単練に、太極拳の独特の吐納法(呼吸法)と気功法(導引法)を省かずに、元来の練習法を再現したものです。

ミドルテンポの音楽にのって

太極拳は理屈でも、技を覚えるのでも、筋肉を鍛えるのでも、コツを習うのでもありません。

本来の潜在能力にある感覚を取り戻し、その感覚に沿って自然に体を動かす武道です。

音楽は感覚の反射を促します。

エアロタイチは感覚の反射を生み出す、1/fの揺らぎを持つ音楽を使用します。

効果的なエアロタイチは

運動慣れしていない成人の初心者がスポーツを始める際の目安としては、1週間のエネルギー消費量が2000キロカロリー程度が良いとされています。これは体内の脂肪が一番減る運動量と言われており、この程度にとどめておけば、活性酸素もそう問題になりません。
スポーツによるエネルギー消費量は、1時間のウォーキングで約300キロカロリー、ジョギングで約600キロカロリーです。従って、ジョギングなら週3回程度が好ましいと思います。走れば走るほど健康に良いというのは間違いです。エアロタイチは、ウォーキングとジョギングの中間程度と考えられます。従って、週3.4回程度が好ましいでしょう。

日本体育大学 体育学部 社会体育学科卒

太極拳の練習や講義の中で、大学で学んだ社会体育の見地から、体育学、生理学、道教の健身法、経絡学説などの理論を捉え、太極拳とエアロビクスの相互作用に着目し、エアロタイチを開発しました。

健康ではつらつと生きたい。

社会体育としての優れたエクササイズとして、エアロタイチを皆さんにお勧めします。

太極拳の起源

不老長寿の伝説の仙人として中国では有名な張三豊が、少林寺で武術を修めた後に武当山にこもって、道教の陰陽五行説の思想や吐納法という呼吸法(調息=長く大きく呼吸し息を長く止める/胎息=無呼吸に似た胎児のような呼吸)や、導引法(現在では気功法)という道教の健身法、経絡学説を中心とする医術などを取り入れて仙人の修行をした後、編み出したものとされている。この事から分かるように、太極拳とは、現在広く普及されている健康体操というよりも、仙人の修行によって心気体を調整してく瞑想太極拳のようなものが本来の姿なのである。

その後太極拳は、武術として注目され発展していった。その代表的なものに、武術家の陳王廷が作った陳家太極拳がある。もとは一族を守るための武術であり、小架式太極拳(※注1)といわれているものである。その陳家太極拳を、実戦無敵といわれた楊露禅という人物が知り、心気体の調整法として北京に持ち帰り広めていった。このときから、本来の道教の思想を武術の理論(拳理)に生かした王宗岳の太極拳論が重視され、道教の思想が生かされた太極拳という名称が用いられることとなった。その後、楊露禅の第3子の楊澄甫が、武術要素だけでなく結核などの治療や健康法という大架式太極拳(※注2)を広く普及させた。

現在でも様々な要素の太極拳が受け継がれており、伝統五派(陳・楊・呉・武・孫)がある。陳式は剛的な武道的特色があり、楊式は非常に柔らかな動きで『綿拳(針を綿でくるんだような拳法)』と呼ばれている。1956年に楊式太極拳を基礎にして、保健・体育活動の教材として24式、1957年には88式が制定された。これは制定太極拳とも呼ばれ、本来の太極拳の精妙な動きに欠けており体操の要素が強くなっている。

※注1 小架式太極拳=緊密でまとまっており、小さく武術として早く動く※注2 大架式太極拳=ゆっくりおおらかにのびのびとして大きく動く

瞑想太極拳の気功術は内丹術として中国古来から不老長寿のための高度な技術として仙人の修行や処世法として伝統的に継承されており、気と呼吸により体外から空気を取り入れ、気により末端の細胞まで酸素、糖や質などの栄養分を運び、

*1 楊家の古式太極拳85式を気功、想念、瞑想法として確立した錬丹術の内丹術(呼吸法によって体内の気と血を巡らせて仙丹を生み出し、道教の思想と共に心身と気と魂を調整して、不老長寿や福祉を目的とした心身と気と魂の調整術)で、仙人などの修行法として、又、華僑賢人などの練胆法としても行われている。

有酸素太極拳

有酸素太極拳は伝統的な様式太極拳大架式であり、本来の太極拳の拳理を備えた、総合健康法である。

吸気

呼吸と気と連続した円運動により、空気を体内に取り込むと同時に、気により血液を巡らせて、酸素と栄養素(糖、脂質、アミノ酸、タンパク質などのエネルギー質)や酵素を、太極拳の心地よさから生まれた体に有益な各種ホルモンやサイトカインを、又、マクロファージやリンパ球などの免疫を末端の細胞まで届けて生理的総合力を高めます。

排気

又、瞑想太極拳の気功術を用いて排気すると同時に、気と血液を引き戻し、体の最末端にある細胞から二酸化炭素を、そして、代謝されなかった糖や脂質などの栄養素を代謝し、体に有害なホルモンや化学物質などを、又、免疫活動や代謝によって生産された不純物などの毒素と呼ばれるものを体外に排出します。

無気

有酸素太極拳は一時的に無酸素状態を体内に作ります。ギャップ又は無極と言います。このときは筋肉内のグリコーゲンを消費し体内の脂肪を筋肉が必要とするようになり、引き締まった体を作ります。これが有酸素太極拳のもっとも大きな効果で、この部分には太極拳の神髄が含まれています。

完全に体の中の余分な酸素を気功術で排出し、全体の隅々の細胞まで無酸素状態を作り、肝消滅させます。ここで、吸気を行う前に新たな気を起こします。爆発的な力を用いて宇宙全体を吸い込むようなおだやかな吸気が自然に起こり、一気に気功術で排気します。

運動による健康リスクの回避

激しいスポーツが、危険な活性酸素を増やすことはよく分かりました。では、運動による健康リスクを回避するには、どの程度の運動にとどめておくのが好ましいのでしょうか。

運動慣れしていない成人の初心者がスポーツを始める際の目安としては、1週間のエネルギー消費量が2000キロカロリー程度が良いとされています。これは体内の脂肪が一番減る運動量と言われており、この程度にとどめておけば、活性酸素もそう問題にならないでしょう。

スポーツによるエネルギー消費量は、1時間のウォーキングで約300キロカロリー、ジョギングで約600キロカロリーです。従って、ジョギングなら週3回程度が好ましいと思います。走れば走るほど健康に良いというのは間違いです。

スポーツをやるうえでの留意点は?

高齢化社会を迎え、これからは高齢者の筋力低下が大きな問題になってきます。そのため、中高年になったら、エアロビクスのような有酸素運動に加え、ダンベル体操など筋力トレーニングも併せて行って欲しい。筋力は中高年になってからでも十分に付きますから、ぜひ実行してみていただきたいと思います。

激しいスポーツを行うと、呼吸量が増える。つまり、必要以上に多量の酸素を身体に取り込むことに なる。また、必要なエネルギー量も一気に増えるため活性酸素が発生しやすい。ただし、ウォーキングなどの軽い運動を長時間行うなら大丈夫。活性酸素に負けない身体を作るためにも、毎日継続して行いましょう。また、成長期の子どもたちが行う運動も、骨や筋肉を発達させるために重要です。

エアロビクス運動エアロビクス

小学生からご年配の方まで エアロビクス

エアロビクスが日本に紹介されて約四半世紀。

音楽を聴きながらステップを踏んでエクササイズ―――エアロビクスは、手軽に楽しめる有酸素運動として、今やすっかりお馴染みですね。フィットネスクラブやスポーツクラブのスタジオをのぞくと、エアロビクスダンスエクササイズが小学生からご年配の方まで、実に幅広い年齢層の人々に親しまれていることがよく判ります。

エアロビクスは、有酸素性運動の代表的な運動です。低~中等度の全身運動を長時間(20分以上)行うもので、安全性が高く、年齢・性別に関係なく万人に適した運動です。エアロビクスの特徴としては、心臓への負担が少ない、消費カロリーが高いなどで、継続していくとコレステロールや中性脂肪などの血液成分に変化が生じるため、生活習慣病の予防などの効果も期待できます。