甩手の動きでやってみましょう

***はねあげ

さっきの甩手の部分の手を跳ね上げていくところ、ここは体を伸ばしていきエネルギーを高めていくので交感神経を高めますが、太極拳は、副交感神経をゆるめることで交感神経を高めます。リラックスしながら緊張に近づいていく感覚です。手が重くなってくるのと、気持ちのいいのが同じところで存在します。これが陽で実です。上昇する気です。興奮することなく交感神経を高めます。低血圧やアレルギー・冷え性などの病気の予防にもなります。ちょっとリラックスしながら手の重さを感じてみましょう。この感覚はリラックスしながら気を上昇させる練習です。★~
***ひきこみ [#r3ba1c11]
次に、今度は引き込む部分です。先ほどの甩手でやってみましょう。今度は重力で手が落ちてくるような感覚で手の重さに従っておりていきましょう。弛緩する感覚です。脱力していく感覚でこれで、副交感神経を興奮することなく自然に高めていきます。気を下降していく練習です。太極拳の練習は副交感神経を緩め、交感神経を明らかにし、逆に副交感神経を高め、交感神経を明らかにするという訓練です。★高血圧や心臓病などの予防にもなります。~
***無極
そして最も大切な状態、それが交感神経と副交感神経、虚と実、陰と陽が全くバランスの取れた状態、すなわち完全に打ち消し合って無になった状態。これが武道などに言われる無の境地、仏教などでは三昧(ざんまい)と言われる境地です。それを今手を上に上げて、引き込むその間に作ります。そこが、人間の体を健康に保つホメオスタシス、恒常性維持という最も大切な機能を調整するところです。★~
***無極の説明 [#ie586c46]
この無の部分を多く体験すればするほど、人間は健康になり、幸福感を増します。一番バランスが取れているからです。ちょっとやってみましょう。先ほどの甩手で手を最高に上に上げて少し伸ばすと言いましたが、伸ばしたときに、ロミオがジュリエットを思うような、女の人はジュリエットがロミオを思うような、気持ちを手の先に持って一番気持ちのいいところふわっとするところまで伸ばしてください。体や手を伸ばすと言うよりも、バレエダンスのようなふっと言う気持ちです。それから引き込みます。少しバランスが崩れそうになるところにホメオスタシスが生まれます。武術ではバランスを保とうという均衡反射による動きです。日本の真の剣術は全てこの動きが中心です。
***右手でやってみましょう。左手でやってみましょう。出来ましたか。
***この感覚を持って先ほどの甩手をやってみましょう。
無理せず気持ちよくやるのを忘れないでください。~
***説明
この甩手で交感神経と副交感神経が興奮することなく、リラックスした中ではっきり分かれ、バランスの取れた状態に戻る感覚を訓練します。緊張と無と緩和、この繰り返しは新陳代謝を高め、免疫力と、人間本来の健康を取り戻す秘訣です。自律神経のバランスが崩れると、様々な心身の問題が起こります。若いうちからしっかり自律神経を調整しておくことで、成人病や更年期障害などを予防し、生き生きといつまでも若々しく人生を過ごせます。また、この無極の状態の時は体のバランスはインナーマッスルを使用して調整されます。階段を上がるときと同じで無意識の時にバランスが取られています。インナーマッスルが鍛えられると、余分な今まで使っていた筋肉や、その筋肉の為のエネルギーを蓄積する脂肪が除去されシェイプアップにもなり、バランスが整い、姿勢が正しくなることで全体的なスタイルアップになります。~
円運動は三節論の動きで行います。まず小さな動きから、大きな動きへ。集中から拡散へ。末梢神経から脳内のイメージへです。

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