心をきれいにする

太極拳は、無為自然に身体を動かします。その無為自然な心を思い出すことで、心を清浄化できるのです。

太極拳は、副交感神経を多用して動きます。その理由は深く長い呼吸で套路や、又武術においても発勁を行うからです。深く長い呼吸を行うと、副交感神経が活発になり、脳からはアルファ波が出ることはわかっています。アルファ波が出ると快楽神経と言われているA10神経が刺激され、脳幹周辺に快感ホルモンが分泌されるのです。

現在人は、毎日のストレスなどから交感神経が高まり、興奮状態が持続します。

朝の太極拳でそのリラックスした状態を安定させて、アルファ波が出やすいバランスの取れた状態で一日を過ごし、興奮しているなと思ったときには、一つの型を軽くエアロタイチを行って、理副交感神経を刺激することで、その興奮状態をリラックスした安定した状態にすることが出来ます。

心の営みは、主に脳の働きですが、心身の生理によっても影響されています。リラックスした状態を簡単に生み出すことが出来ることは、武道でも平常心や不動心などにもつながり、もちろん心の安定も図れます。心の安定は、心身の健康にも気の安定にも相互に関係して、そこから、良い相乗効果が生まれ、心が清浄化されます。

現在人には、忙しいという心を亡くすという時が多く、自らの心を感じることが出来なくなるときが多いようです。そんなときには、ほんの1分でも軽いエアロタイチ運動をして、リラックスを取り戻し、その心を安定させることが、社会生活においても大いに有益だと思います。