左右倒でん猴

倒でん猴とは、「倒」が後ろにさがる、「でん」が追いかけるとか追い込む、「猴」が猿または猿のように体を丸めることを意味します。後退しながら猿が獲物を攻撃するときのように、後ろに下がりながらも手のひらを前に打ち出す、つまり、後ろに下がりながらも気は前に向かって相手を追い込んでいるという動きです。武術的には、手を捕まれたときに後退しながら打ち出す用法ができます。(★1つ見せる)~

***動きの解説
①立禅の姿勢から、右足を左足に引きつけてから、右足のつま先を左方向に向けて横に戻し、重心を右足に移動させながら左足はかかとを持ち上げた状態になります。それと同時に、両手を鳥が羽を広げるようにふんわりと体の横に開いていきます。★~
②重心は完全に右足に移し、左足はつま先を脱力したまま右足つま先の前まで引き寄せてきます。それと同時に、手首を落としながら両手のひらを自分の方に向け、指先は上にします。★~
①②を何回か続けてやってみましょう。①で大きく開き、②で全体的に少し縮む感じです。目線は、後ろにあがる右手を追います。★~
③左足をつま先から後ろに一歩下げ、重心をかけていき、膝、骨盤、腰と左方向に回転していきます。それと同時に、右手はそのままの高さで右耳横を通って前に押し出し、その反作用で左手は手のひらを上に向けて左骨盤の横まで引き込んでいきます。★~
④完全に重心は左足に移し、右足はつま先立ちの虚歩になります。それと同時に右手は手のひらを前に押しだし、左手は左骨盤横に引き、上体はやや左方向を向きます。★~
③④を何回か続けてやってみましょう。目線は打ち出す方向を見ます。★~
通してやってみましょう。★~
***逆向き、繰り返しの練習
反対も続けてやってみましょう。①重心は左足のままで、腰に引いた左手は後ろにあげ、前に打ち出した右手は少し上に持ち上げます。②〜④は逆向きに同じ事をします。★~
左右続けてやってみましょう。★~
2回づつ向きを変えてやってみましょう。左右行ったら、前の足を一回引き寄せつま先を内側にして再び前に出し、そこに重心を移しながら180度向きを変えて打ち出します。★~
音楽に合わせてやってみましょう。★~
***呼吸法
次に呼吸を入れてみます。①②で吸い、③④で吐きます。特に、②は吸いきった漏気、④は吐ききった漏気が生まれます。それによって、動きにふわっとした無極の部分が出てきます。ゆっくりやってみましょう。★~

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