予備式の練習風景

立禅の姿勢の説明
みなさんこんにちは。
はじめに、太極拳の姿勢をやってみましょう。これだけで武術の型にもなります。
まず、①両足を肩幅に開いて、足先は前に向けます。~
②手はだらんとして掌は後ろに向けます。(★)~
③膝の後ろを少し力を抜きます。(★)~
④肩の力を抜いて、すこしおなかを後ろにやるような感じで背骨をまっすぐにします。(★)~
⑤後頭部からまっすぐ上に糸を張られてそこだけでつられているような感じです。(★)~
そのままの姿勢でちょっと飛び上がって、もとの姿勢で立ってみましょう。(★)~
完全に全身の力が抜けるまで飛び上がってください。(★数回やる)~
これが太極拳の立禅、立って座禅をすると書きます。予備式とも言います。これは最も大切な基本姿勢で、この状態で20分〜1時間ほど制止出来るようになると、站椿(たんとう)という気功法になります。また、座っていたら必要のない体のバランスを取るための雑念も克服できるので、座禅以上に瞑想訓練になります。~
**それでは、このままの状態ですこし目を閉じてリラックスしてみましょう。(★)~
**立禅の説明
この弛緩した感覚は、太極拳のすべての套路や武術の型などをやるときに必要な感覚です。太極拳は他の武術と違って副交感神経、つまりリラックス神経を利用する武術です。日本の剣術と同じです。だから平常心で無心になれるのです。この弛緩法をしっかり意識して全ての練習を行ってください。大きなリラックス効果を生み出します。止まってリラックスすることは簡単ですが、太極拳は動きながらリラックスできるので、武術になるのです。
人間はリラックスしているとき、脳内から心身に有益なホルモンを多く放出します。ベストセラーになった「脳内革命」という本で中心的に紹介されていますが、幸福・若返りホルモンともいわれるベータ・エンドルフィンがアルファ波と共にとても多く出ます。脳内モルヒネとも言われています。もちろん体には無害です。~
激しいスポーツやエアロビクスなどで苦しい状態になると、ノルアドレナリンという毒性の強いホルモンが出ます。それが極限になるとベータ・エンドルフィンが分泌されて体を補う働きをし、気持ちよい状態(ランナーズ・ハイ)が生まれますが、体に良いとはいえません。太極拳の場合はリラックスして動くので、毒性の高いホルモンは出さずに、有益なホルモンを多く出すところがとても優れています。~
それでは目を開けましょう。いかがですか、少し眠くなるような感覚になったと思いますが、この姿勢と感覚を覚えておいてください。

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